夢の仕事が『夢を叶える学校や夢の職場』で潰されてしまっているという事実

 こうした問題を私は20年ほど現場で感じ、何が問題なのかを考え、一つの答えに行きつきました。
【好きこそものの上手なれ】

本当にお菓子作りが好きな人、パティシエを目指す方に、パティシエとしての体験をより早く、より多くさせるべきだという事です。

 自分自身は、職人の世界の【見て盗め】にジレンマを感じながらも、多くの環境に身を置き全国のケーキ屋を食べ回り、自分の感覚を磨いてきました。

 しかし、時代は変わりました。ネットもあり、たくさんの情報が溢れる社会になり、より本物や信頼が大切になる世の中になりました。

学生たちに学校に行く理由を尋ねると

【学校に行かないと働けない】

【技術を身につけないと働けない】

【製菓衛生士の資格が欲しい】

【やることがなかったから・・・】

そんな、偽りの情報から、専門学校に行く人も増えています。より夢を持つ若い人たちに、よりよい環境の場を提供することが、これからのパティシエ業界の人不足問題を解消することとなり、より多くの人がより夢を叶えるきっかけになると思っております。